なぜ、お金についてユダヤから学ぶのか?
●ユダヤ人との定義
まずユダヤ人を知ろう!
ユダヤ人とは「ユダヤ教の信者、またはユダヤ人を親に持つ者によって構成される宗教的民族集団」と定義される(by ウィキペディア)。
数は約1400万人
全世界の人口70億人の0.2%と少数だ。
祖国を滅ぼされ、迫害を受けても
民族として生き残ったことは知っての通り。
Richard van LiessumによるPixabayからの画像
●なぜユダヤなのか?
理由が3つある。
⑴ 成功者が多い!
アメリカの成功者を検索したら、どんどん出てきた~!
アインシュタイン(相対性理論)
マルクス(資本論)
ジョン・フォン・ノイマン(ノイマン型コンピュータ)
フロイト(精神分析学、心理学)
アドラー(心理学)
ピーター・ドラッカー(マネジメント)
スピルバーグ(映画監督)
J・D・サリンジャー(小説家)
マルク・シャガール(画家)
ボブ・ディラン(シンガーソングライター)
産業界にもいる!
マーカス・サミュエル(ロイヤル・ダッチ・シェル)
オッペンハイマー(デビアス)
レイ・クロック(マクドナルド)
アンドリュー・グローブ(インテル)
マーク・ザッカーバーグ(Facebook)
ハワード・シュルツ(スターバックス)
ロスチャイルド家(金融業)
ジョージ・ソロス(投資家)
もういいだろう。
世界にノーベル賞受賞者が800人ほどいるが、
その20%がユダヤ人だ。
人口比率0.2%だから、異常に高い。
WikiImagesによるPixabayからの画像
ユダヤ人に成功者が多いのが、第一の理由だ。
⑵ 『聖書』を考える習慣
ユダヤの祖国が滅び世界中に離散した際
「ポケットに祖国を入れた」と言われる。
祖国 とはタルムードを指す。
タルムードとは
いにしえに口頭で語られた律法と、時代の変化に合わせた解釈や
立法に収まらない条文を加えた文章。
現実の社会に合わせた。
タルムードにあるのは人生で起こりうる様々なトラブルだ。
ユダヤ人は「自分だったらどうするか?」と幼い頃から学び、
考える習慣を身につけた。
敬虔な信者は大人になっても学び続けるそうだ。
- 民族の歴史や学問、ユダヤ人が作り上げてきた教養を知るため
- 身の程来し方や決断の際の、参考にするため
- 解釈を議論するため
日本はどうだろう?
宗教色は薄い。
たまにお寺の格言にふれると
しみる!
深い!
と思うが、如何せん機会が少ない。
宗教から学んだり、考える時間はほとんどないだろう。
経験から、人生のトラブルに正しい答えはないと悟った。
自分で考え、自分のやり方で乗り越えるものだ。
マニュアルがあったり、誰かに教わったりするものではない。
だからこそユダヤ人は『自分で考える習慣』を大事にしたのだろう。
この習慣こそが第二の理由だ。
次回に続きます…
<参考>
・ラビ・マービン・トケイヤー編著 「ユダヤ5000年の教え」
・石角 完爾著 「ユダヤ人の成功哲学 タルムード」
・ひろさちや+石川耕一郎著 「ユダヤ教の聖典」
・月本昭男監修 「聖地エルサレム」
・加藤 隆著 「旧約聖書」