長い間家を焼かれ、土地を奪われ、財産を没収され、国から国へと追われた歴史があるからだ。
着の身着のままで逃げるときに『最も大切なものは知識・ウィズダム』だと教え込まれてきた。
* ウィズダムとは生きる知恵、分別、賢さ
大事なウィズダムは状況によって変化する。
人生100年時代を迎える日本のシニアに、何がいちばん大事だろう?
やはり『人に好かれるふるまい方』だろう。
お金はあの世に持って行けない。
権力は移ろい、肩書きやしがらみは外れる。
シニアは孤独が大敵。
家族や周りの人に好かれることが、いちばん大事なウィズダム(賢さ)だ。
リタイアして旧友との交流が復活したり、
肩書きやしがらみのない新しい人たちと出会う機会が増える。
そこに厄介な人もいる。
「私は正しい!」と意見を押し付けてくる人!
シニアの困ったちゃんだ。
対処法はない。
大抵できるだけ会わないように画策する(笑)
シニアはしがらみがないので簡単に縁を切れるのだ。
そうして孤独ができる…
ユダヤにピッタリの言葉がある
カリフラワーに住む虫は
カリフラワーが「全世界」だと思っている。
自分の村や、町や、自分の国だけしか知らないものがいる。
こういった者は、自分の小さな世界だけが、全世界だと思いがちである。
自分の小さな世界の習慣や物の見方だけで、判断してしまう。
人は、自分の生い立ち、会社・職業・階級といった者に閉じ込められてしまうこともある。
もし望まないのに孤独を感じるなら、自分の言動を思い返してみよう。
自分が意見を押し付けてないか?
一つの見方に固まってないか?
別の世界、例えばキャベツや人参の世界を覗いてるか?
Free-PhotosによるPixabayからの画像
大人は忠告をしないので、自分で気をつけるしかない。
「人の振り見て我が振り直せ」だ。
私も気をつけよう!
<参考>
・ラビ・マービン・トケイヤー編著 「ユダヤ5000年の教え」
・石角 完爾著 「ユダヤ人の成功哲学 タルムード」