『時代が要求する風をつかんだ』国が本当に覇権をとったのか
歴史をふりかえりたい。

15世紀~ 近世ヨーロッパの時代

 

●時代背景

ローマ帝国の滅亡後、ヨーロッパは群雄割拠となった。

人々はキリスト協会を拠り所に生活していた。

 * 古い協会

 

中東ではイスラム教が勢力拡大し、キリスト教の聖地エルサレムを支配下に置いた。

ローマ教皇は聖地奪回しようと十字軍遠征したが失敗!


 * 十字軍ナイト

教皇の権威は崩れ始める。

 

オスマン帝国が勢力を拡大し、地中海交易を支配した。

 * オスマンの勢力図

 

ポルトガルやスペインは新たな交易ルートを求め外海に乗り出した。

大航海時代の幕開けだ。

* map of the main routes of the age of discoveries

 

 強者たちが新航路、新大陸を発見する!
 ハイリスク・ハイリターン!

  ・金・銀・宝石や香辛料など貴重品の交易

   * 胡椒

  ・アメリカ大陸や中南米の植民地統治

  ・貿易による大きな利潤‼️

 

グローバル貿易が一気に拡大し
軍事、金融、産業分野も同時に発展した。

 

教皇は権威回復を図るが、免罪符販売に猛反発するプロテスタント達。

宗教改革が起こる。

 * ルター・マルティン

宗教戦争だ。
国王の信教と異なった信者への弾圧・迫害!
被差別民は改宗するか、難民となり亡命するかの2択だった。

 

さらに飢饉や飢え、ペストや伝染病…

生き残ることが難しい時代だった。

 

●「時代が求めた風」とは?

 

当時は王政(王が絶対的な権力を行使した政治)

では「時代」=「王」なのか?
「王が求めた風」で覇権が取れるのか?

 
近世後半になると革命が起こっている。
  1688年 イギリス名誉革命
  1789年 フランス革命

 * フランス革命

ちょうど権力が王から市民・議会・民衆に移る過渡期だった。

 

そうなると「時代」=「市民」
「市民が求めた風」がの方が強かったに違いない。
 

近世という
・市民もお金持ちになるチャンスあり
・信教によって弾圧・迫害リスクあり
・飢饉、飢え、伝染病などの生存リスクあり
の時代に、市民は何を望むだろう。

 

「市民の願望」仮説を立ててみる。

①信仰を認められたい!

 信じる宗教が認められる国で暮らしたい。
 弾圧や迫害を受けたくないからだ。

 飢饉対策や伝染病予防が発見されてないから、すべては神に祈るだろう。

 

②生存のための仕事が欲しい!

 まずは生き残るために仕事が欲しい。
 人並みに暮らしたい。

 

〜そして周りにお金持ちが増えたら〜
③自分もお金持ちになりたい!

 美味しいものを食べたい!
 きれいな衣服が着たい!
 もっとお金が欲しい!

 欲がでるだろう(-_-;

なんだか普通かも(-_-)

国や時代が違っても人間の欲望は同じだな~

 

<参考文献>
 ・エイミー・チュア著 最強国の条件
 ・渡部昇一/本村凌二著 国家の盛衰

 
次回に続きます