メーカー勤務から180度転換、あこがれのカフェ運営を始めたSさんのお話しです。
●Sさん、50代、家族は夫、女性、メーカー企画職→カフェ運営
——–目 次—————————-
1. もうガムシャラになれない
2. 何かを探す期間
※ 以下、次回に続きます
3. カフェ♪
4. ペースをつかむ
5. イベント・雑貨~コミュニティへ
6. 会社勤めとの違い
7. メッセージ
8. Sさんの強み
——————————————
1. もうガムシャラになれない
トップシェアを誇った商品の企画職として、残業当たり前、徹夜もウェルカムで働いてた。
忙しいのは苦痛じゃない、やりがいがあった。
やわらかい声から想像つかないが、体力勝負の仕事が多かったそう。
ビジネスには山と谷がある。
担当事業が衰退し、仕事がめっきり減った。
残業禁止、予算なし、企画する商品自体がない。
先が見えなくなった。
しばらくして早期退職の募集が始まった。
・この職場で貢献できることは何?
・部署を異動するかな? 新しい職場で通用するかな?
自問自答を繰り返した。
ひっかかったのは、10年前に患った大病。多忙とストレスが原因だ。
ガムシャラに働きたいのに、体が言う事をきかない。
自分の限界を知ったのだ。
病気以降は、無理しないようセーブしてきた。
上司や上層部と何度も話し合った。
初の制度実施で手厚いケアを受けたが、話してくうちに心が決まった。
ここに未来はない(-_-)
9月末に早期退職した。
2. 何かを探す期間
後先考えずに退職したが、会社都合で最長の失業手当をもらえた。
この期間で、何かしら探そうと決めた。
しかし、辞めた当初は悶々とした。
ある日突然、朝起きて行くとこがない生活が始まる。
このままでいいのか?
自己嫌悪>_<
習い事を始めた。
食に興味があり、野菜ソムリエやパン作りなど。
それでも、気が晴れない。
なにか生産性がないと思ったのだ。
社会に関わってない自分が、ダメ人間に思えてきた…
夫から、家で遊んでるのは向いてないと言われた。
じゃあ何をしたらいいんだろう?