大学で最初は経済学を学んでいて、
そこで統計学や法学なども履修しました。
しかし、コンピュータに熱を入れてしまったので、
結局情報処理工学に転部しました。
でも、その前に習った統計学は、決して無駄にはならなかったのです。
なぜなら、私が後に担当したソフトウェアに「表計算ソフト」がありました。
表計算ソフトで当たり前に使う「関数」は、
統計(数学基礎も必須)とプログラミングを知っていれば、組み立てやすいものです。
他社の表計算ソフトとのコンバータ作成や、
マニュアル作り(これには国語力や市販品のマニュアルに触れた経験などが役に立ちました)にも、
それらの経験・知識は役に立ちました。
何が後年役に立つかわからないな、と思うと同時に、
私の経歴を知っていてか、人物を見抜いてか、
その仕事に起用した上司(女性でした!)の目がするどかったのだな、としみじみ思いました。
今でもその上司はありがたいと思っています。
理数系能力だけでもだめ、文系力も必要、というポジションで使ってくれたわけですから。