中学・高校と進むにつれて、それまで視野になかったある一分野が新たにひっかかってきました。
それは、音楽に関連していたからかもしれません。
シンセサイザーと言うものに触れて、
これはコンピュータを知らないと扱えないかもしれない、と思いはじめました。
そのころは、コンピュータゲームのごくごく黎明期でもありました。
でも、小遣いは少ないので、外のゲームセンターではすぐお金が無くなってしまう。
おまけに、そんなところに出入りするのは不良だと大人からプレッシャーがかかる雰囲気もありました。
ならば、自分で作ってしまおう!
単純な脳でしたねー。
そして、当時の安いコンピュータを自分で買い、業界本に載っていたゲームのプログラムを徹夜で打ち込む。
プログラムは、たったの一文字間違っても正確には動きません。
明け方、打ち込んだコードを実行させてみた所!ゲームが動作したのです。
これが、私の人生を決定したようなものでした。
私は、コンピュータに魅了され、その世界へずっぽりとはまってしまい、
ついには仕事(生業)にしてしまう人生の一歩を踏み出したのでした・・・。
動機が愚かすぎますか?
でも現在の子供たちのように、
お年玉が何万円も貰え、
ゲーム機もすぐに買ってもらえるような境遇だったら、
きっとここまでの「執念」は生まれなかったと思います。
時代が、私を流していったとも言えるでしょう。